記念祭以降(2007年夏〜)

第34回定期演奏会(2012年4月1日)

25人の小編成であったが非常によく纏まっており、難曲にも拘わらずその高度なアンサンブルは聴く側を充分に魅惑させる大変素晴しい演奏であった。また、各ソロパートは練習の成果を遺憾なく発揮し、しかもそれは単に技巧だけでなく非常に音楽的なものであった点が印象深い。

 

第1部:アルヴァマー序曲(J.バーンズ)、80日間世界1周(V.ヤング)、地底旅行(P.グレーアム)
第2部:ユーフォニアム協奏曲(J.ホロヴィッツ)・・・ソロは大房美穂先生
第3部:勇敢な飛行(J.スウェアリンジェン)、ノアの方船(B.アッペルモント)、シェヘラザードより第1・3・4楽章(リムスキー・コルサコフ)

 

なお、6年間当楽団を指導して下さった藤井先生が今年で退官されます故、今回が最後の指揮となってしまいました。

先生にお教え頂いた数々の音楽とそれによる豊かな感性は、生徒およびOBにとって何物にも代え難い貴重な財産になったものと確信する次第です。本当に有難うございました。

 

吹奏楽コンクール(中部大会、県大会 2011年8月)

演奏曲目は道化師より(カバレフスキー)  県中部大会では、冒頭の何小節かを聞いただけで多分金賞になるだろうと直感するほど聞く側を引き付ける良い演奏であった。静高野球部が県大会を勝ち進む間、その応援の合間を縫っての練習ながらよくあそこまで程度の高い演奏ができたものと感服させられた。

 

県大会ではややびびった感じで、中部大会の時の良さを発揮し切れなかったことが大変惜しまれた。でも、静高吹奏楽部員にとっては翌日の甲子園応援を控えたコンクール県大会出場、大変充実した夏になったことと思う。

 

第33回定期演奏会(2011年4月1日)

このところ30数人と当校としては比較的小規模編成の定演が続くが、特に今回は演奏精度の点で一段と向上の跡が伺われ、よくまとまった素晴しい演奏会であった。

 

第1部:エルカミーノ・レアル(A.リード)、海へ・・・吹奏楽の為に(三澤慶)、マゼランの未知なる大陸への挑戦(樽屋雅徳)
第2部:トロンボーン協奏曲 COLORS(B.アッペルモント)・・・・ソロは倉田寛氏
第3部:パリのアメリカ人(G.ガーシュイン)、軍隊行進曲(F.シューベルト)、3つのジャポニズム「鶴が舞う、雪の川、祭り」(真島俊夫)

 

アンサンブル・ビーンズ 第一回定期演奏会

左上:ビーンズ一同 右上:ビーンズ合奏風景 左下:瀧仁実さんホルン独奏 右下:瀧一家ホルン5重奏
左上:ビーンズ一同 右上:ビーンズ合奏風景 左下:瀧仁実さんホルン独奏 右下:瀧一家ホルン5重奏

 22年12月、顧問の瀧先生(22期)より、静高吹奏楽部グループメールにてご案内のあったアンサンブル・ビーンズ第1回定期演奏会が12月18日清水テルサホルにて行われた。(以下当日のプログラムより)


 アンサンブル・ビーンズ第1回定期演奏会にお越しいただき、誠に有難うございます。私どもはBeans(大豆)の名のとおり、静岡市伝馬町で鈴木豆腐屋を営む、武蔵野音大器楽部ホルン科卒の鈴木雅之氏の主宰するホルンアンサンブルです。
 静岡フィルハーモニー管弦楽団の創生期に知り合ったメンバーを中心に2009年8月に結成。牧の原市長興寺の施餓鬼法要で行われる「寺コン」や焼津コハ リふとん店のドリームホールで行われたアンサンブル大会に参加するなど地道に活動をしてきましたが、このたび一念発起し、記念すべき第1回定期演奏会を迎 えることとなりました。
 「へたうまアンサンブル」を自称するメンバーの平均年齢は40歳以上。全盛期を過ぎたプレイヤーの集まりで、練習の参加目的はリハビリと、練習後茶楽さ ん のお店で抹茶アイスをいただくこと(ごく一部の人々でありますが・・)、無理をせず身の丈にあった音楽作りを目指しております。
それゆえパワフルさには欠けますが、若者にはない味?のある演奏をお聞かせできるかと思います。
 最後に友情出演の団体、個人の皆様、長女仁実の伴奏を快く引き受けて下さった市野様、そしてご協賛いただいた長興寺と長興寺護寺会の皆様に、心より御礼 申し上げます。(アンサンブル・ビーンズ 瀧典靖)

 

※ 鈴木雅之氏には静高第5回定演でホルンソロをお願いしました。また、当アンサンブルには吹奏楽部OB鈴木英方(18期)氏も参加しています

 

林 敏郎氏(9期)逝く

右が故林敏郎氏、 左は同期小柳氏
右が故林敏郎氏、 左は同期小柳氏

 夏に50周年記念演奏会を行った年の秋に大腸癌が発覚し、以後手術をしたり退院したりと闘病生活を送っていたが、この1月、若干60歳という若さで帰らぬ人となってしまった。
 50周年記念の少し前に、静高同窓会主催のOB文化祭において、同窓会館にて同じ9期の服部(ペット)、小柳(クラ、サックス)、8期の武田(ピアノ)ら とジャズ演奏を行っていたのが思い出される。パーカッションを担当し、曲をよく引き立てていた。また、50周年記念演奏の際は忙しい中練習にもよく足を運 んで、曲全体をまとめ上げる上で大いに貢献した。
 細目で穏やかで当たりの柔らかい彼は、OB演奏会や現役の定期演奏会には、自ら経営する「花月旅館」の広告掲載など資金協力にもいつも快く応じて下さった。OB会としても本当に惜しい人を亡くしてしまったものである。心よりお悔やみ申し上げます。(1期 川合)

 

中村正博先輩(7期)逝去

直さん、皆さ ん、篠原です。訃報が来ました。直のところにもきましたか?認知症だったのですね。なんだか気の毒で不幸な一生を送った人のような気がいます。トランペッ トの同期生が先輩にビンタを食らった時も、かなり一生懸命僕ら1年生を守ってくれたのを思い出します。(8期 篠原)

 連絡いただきありがとうございます。川合会長にもお伝えします。
昨年の夏前頃に入院したとの知らせを受けていました。お亡くなりになったのですね。数年前に本人から長電話があり、どこか働くところないか、君のところで雇ってくれないか、会長に伝手は無いか?などかなり深刻な様子でした。
 三重の昔の実家の近くで農林関係の山仕事の手伝いでその日暮らしなんだ、とのことでした。山の茶畑はいいもんだぞ、などと云ってはいましたが、その時点 で少し病んでいることを感じました。静岡にいた頃は、OB会報の編集を何度も手伝ってくれて、川合会長のお宅でよくご一緒したものです。
 一見淡白に見えて、でも含蓄の或る方でした。独特の言い回しで結構奥の深いものの見方をされました。デジタルではいけない、世の中アナログでなけ りゃ・・・とおっしゃっていたことを思い出します。優しくて温厚な一方、芯のある方で、ペットの皆さんの一件も中村さんらしさを感じます。
 今の世の中は、人を匿ってくれる許容量をだんだん狭めていくようで、少し流れから距離を置く人はよほど強靭であるか或いは無頓着であるかが必要なようで す。中村さんには住みにくい時代だったのではないでしょうか。彼岸からどのような思いで此岸を見ているのでしょうか。できることなら中村さん流の見解を伺 いたいものです。改めて心よりご冥福をお祈りします。(8期 牧野 直)

 

アラ還同期会(2009/9/26)

後列左から、牧野(8期)、佐川(10期)、伊藤(10期)、小出(10期)、牧野(10期)、篠原(4期)、花村(3期)、 前列左から、北村(10期)、上田(10期)、杉山(10期)、野島(10期)、川合(1期)
後列左から、牧野(8期)、佐川(10期)、伊藤(10期)、小出(10期)、牧野(10期)、篠原(4期)、花村(3期)、 前列左から、北村(10期)、上田(10期)、杉山(10期)、野島(10期)、川合(1期)

 昭和43年卒業の静高吹奏楽部第10期生がホテル中島屋でアラ還同期会を開いた。メンバーは多くが還暦を迎えた仲間で、皆より一足先に仕事から離れて時間に余裕のとれるようになった上田が全員の連絡先を調査し、一方、静岡で宝飾点を営んでいる佐川が会場の選定など実質的な作業を担当した。

 同期生14名中今回来れた仲間は8名であったが、静岡在住の先輩にも声を掛けた結果、計12名による集会となった。それぞれ別々の人生を歩んできて、実に42年ぶりの顔合わせであったが昔の面立ちは変っておらず、顔を合わせてすぐに昔の同志の関係に戻ることができた。
 高校で趣味として音楽を一緒に演奏した仲間は利害関係抜きに楽しい時間を共有でき、今後も年一回くらい集まろうと約束して散会した。
 50周年の時の様な全体的規模の集まりは簡単には出来ないが、今後是非他の学年の方達も、この様に同期或いは出来ればそれに多少前後の期も含めたような交流の場を作り、懇親の輪を広げていって頂きたい。

 

第31回定期演奏会(2009/4/2)

 昨年4月の定演後、24人の新3年生が引退したが、新入部員が12人と少なく、総勢28人での寂しい出発となった。新入部員が少なかった原因の1つは、今年の躍進にも記されていたが、何でも某予備校で、吹奏楽部が厳しい部活動リストに挙げられたことが影響しているとか。
 しかし、本日の演奏は人数こそ例年より少ないものの充実したよいアンサンブルであった。クラリネット4、ユーフォなし、という苦しい編成にも拘わらず、 特に昨年コンクール中部大会で金賞をとった時の曲「第六の幸福のもたらす宿」はなかなか聴き応えのある演奏であった。また、第2部に演奏されたハイドンの  トランペット協奏曲では、トランペットとクラリネットのための協奏曲かと思われるほど、クラリネットの大活躍があったことも記憶に残るところである。

 

管打楽器アンサンブルコンテスト静岡県大会(2009/1/31)

 静高からは、サクソフォン四重奏(イトゥラルデ作曲、ギリシャ組曲)、金管六重奏(福田昌範作曲、ラプソディ)が中部大会を勝ち抜き本日の県大会に出場した。なかなか良い演奏を披露したが、結果は惜しくも銀賞に終わった。静岡県のレベルの高さを改めて痛感した。現役諸君、今後共より高度な演奏を目指して頑張ってください。さしあたっては、4月の定期演奏会、大いに期待しています。

 

牧野直(8期)氏からのグループメール(2008/11/16)

 聴きましたよ!生放送って大変だっただろうけれどいい感じに聞き惚れました。
 谷君の曲ってとても優しい、心に染み入るみたい。仕事や、人間関係で疲れていた土曜の午後の脳をリフレッシュさせてくれました。
 たまたま放送されたのがそういう曲だったのかも知れないけれど、リズムが流行の最近の傾向とは一線を画したように思いました。トークも良かったね。私の同 期の成田君(作曲家)がよく、「間」ということを言っていたけれど、谷君の曲にはこの「間」が生きているように感じました。
 今年4月の第30回定期演奏会のグリークは、してみると第2楽章をもっと良く聞けばよかったと、聞き流してしまったことを反省しています。
 また、先日静岡AOIで聴いたアンスネスのドビィッシーを思わせました(アンスネスもノルウェーです)。
 谷君って北欧系の感じしない?これって私の先入観かなあ。我がCDラジカセでは如何せん聞こえが悪いので、12月23日の横浜でのソロコンサートを生で聴きたくなりました。これはオススメです、皆さん是非聴きに行って見ましょう!
 斯く言う私はやっとの思いでゲットしたN響の第九の初日で残念ながら行けません。ゴメンナサイ。以上忘れないうちに感想を書きました。12月23日の大盛況を願っています。
 ところで谷君って時々静岡でミニコンサート開いているんだよね、情報をチェックしてみましょう。意外なところで聴けるかも知れませんよ。

 メールを転送してくれた瀧先生ありがとうございました。また小さなことでも情報を届けてください。
 あ そうそう皆さん、来年の定演のプログラム広告、協力してくださいね。私も一口出しました。(8期 牧野直)

 

滝先生(22期、静高顧問)からのグループメール(2008/11/7)

 谷君(24期)からのメール転送します。皆さんお聴き逃しなく!


 ピアニスト&作曲家の谷真人です。同報メールにてお知らせをさせて頂きます旨、ご了承下さい。
 明日11/8(土)14:00~NHK-FMラジオ「サタデーホットリクエスト」の公開生放送に出演します。
お時間ございましたら、是非お聴きくださいませ。(司会:バービーボーイズの杏子、ヒロシ)
 私の出演時間は14:15~約30分間の予定で、4曲をライブ演奏します。
 また、12/23(祝)には、横浜みなとみらい大ホールでのソロコンサートを行います。2000人収容のホールでのソロという、またとないチャンス、精一杯やろうと思います。
 また、去る10/17には、初のフルアルバム「ピアノ物語~涙」もリリースいたしました。詳細は私のブログをご覧いただければ幸いです。http://ambeblo.jp/masatotani/ 今後共よろしくお願い申し上げます。

 

吹奏楽コンクール県中部大会 金賞(2008/8/2)

 静高吹奏学部は平成20年全日本吹奏楽コンクール(県中部大会)にB編成で出場し、久ぶりに金賞を受賞。
 続いて8月9日、裾野市市民会館で行われた県大会に出場。大変良い演奏をし、銀賞を獲得した。
 演奏曲目は、アーノルド作曲「第六の幸福がもたらす宿」
 県大会には地区予選を勝ち抜いた25校が出場したが、東部、西部各校のレベルが非常に高く、中部勢からは東海大会出場なしと云う結果に終わった。

 

第30回定期演奏会(2008/4/2)

 2008年4月2日、現役の定期演奏会は今年30回を迎えました。過去演奏に携わった皆さんにとっては本当に感慨深いことと思います。
 特に今回は30回記念の演奏会として、プログラムの第2部にピアニストの谷真人氏(24期)を迎え、グリークのピアノ協奏曲が演奏されました。
 OBと現役の協演・・・本当に素晴らしい夢が現実となって見事な演奏が繰り広げられ、聴衆を魅了しました。

 

大久保さん(旧姓 浅岡、26期ユーフォ)から(2007/11/2)

 26期のEuphの大久保(浅岡)です。50周年記念演奏会からはや約3ヶ月経ちますね。皆さんその後お元気でしょうか?
 森さん赤ちゃんうまれたかな~?
 さて、あの演奏会が縁で、野田さんクニさんに我が末娘の通う幼稚園(幼稚園ではありません)で演奏していただけることになりました。
 静岡に生まれ、静高に通ったことで生まれた縁に感謝感謝です。よかったらお近くの方、聴きにいらっしゃいませんか?日時は11月15日午前10~11時です。場所は東京都あきる野市のころりん村幼稚園です。
 日々寒さが増しています。皆様風邪など引かれませんよう・・・・。

 

内田正広君(8期) 追悼

 ブラスバンド8期、トランペット5人衆の一人、愛すべき内田正広君がお亡くなりになりました。
 3月に肺癌が発見されてすぐに入院したのですが、治療中でも痛みはないようで、いつもの「うっちゃん」そのもの、元気に又饒舌に話をしていました。高校卒業後も「悪づきあい」を続けていた同期の遠藤夫妻と見舞いに行ったのですが、我々より元気なくらいで、これはすぐに回復するのではという印象を持っていま した。
 ところが夏に入り病状が悪化して再入院したのですが、その後は治療効果も芳しくなく、闘病一ヶ月の後8月中旬の未明、ついに帰らぬ人となってしまいました。あと半年で還暦という若い死でした。ほとんど苦しまず静かに息を引き取ったこと、ご家族と一緒に遠藤夫妻共々最後を見届けられたことがせめてもの救い でした。
 大学卒業後はずっと金融関係の仕事をしていましたが、山あり、谷にありで時には厳しい時もあったようですが、そんな時にも顔には出さず愚痴一つ言わずに仕事に励んでいました。職場が変り、これが最後だから頑張ると言っていた矢先の発病でした。
 高校時代は、前述の遠藤君といつもつるんで悪ふざけをし、我々真面目なメンバーを困らせた内田君。お父さんが城北高校合唱部の先生だったのをいいことに女学生をからかっていた内田君。(おかげで我々もご相伴にあずかって、トランペット5人衆と城北美女4人衆とグループ交際――古いですね――などやっていましたが)。
 私が失恋した時には、馬鹿にしながらも夜っっぴて飲んでくれた内田君。年を経ても酒を飲みながら毎回同じ自慢話をしていた彼。思いでは尽きず、内田氏の奥様も彼がまだこの世界からいなくなった事を実感できないようです。遠藤氏にしても私にしても、同様で、明日もニコニコして「酒飲もうよ」と言ってくるよ うな気がしています。
 音楽と酒、そして何よりもご家族を愛した内田君の冥福をあらためて祈ります。なかなか静岡に帰ることがないのですが、機会あれば我々同期から出た天才・武田氏の店でブラバン仲間と一緒になって思い出話をしたいなと思っております。合掌・・・(8期 池田)