躍進 vol.34(2014年3月発行)

「躍進34号」発刊にあたって

OB会会長 1期 川合 純夫

 

 今年も若いOBのご苦労により、躍進発行の運びとなりました。躍進は、OB相互及びOBと現役を結ぶ貴重な架け橋です。仕事や趣味、人生観、音楽観、現役当時の出来事、同期会の情報等、楽しい話題を多数お寄せ願います。

 

 現役の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。ここ数年、部員数が一時の半数以下に減っている様ですが、そんな時にこそ、各人が個々の役割と責任をしっかり果たすことが重要です。定演も近づき、今は練習も最後の追込みに入っていることと思います。定演には毎年OBをはじめ多くの静高関係者が静高サウンドと感動させる音楽を聴きにやって来ます。是非、来場者の期待に応える様、精一杯頑張って下さい。

 

 さて、話は変わるが、昨年の大きな出来事として、オリンピック開催地が東京に決まったことが挙げられよう。日本中が感動し歓びに沸き返った。デフレ脱却に取り組んでいる政府や経済界はもとより、スポーツ界をはじめ我々庶民の間でも、誰彼となく「おめでとう!」と挨拶を交わしたのが記憶に新しい。だが同時に、ずばり「放射能汚染水は大丈夫なのか」という複雑な心配がいまだに絶えず浮かんで来るのは私だけではないと思う。

 

 オリンピック開催地が東京に決まったこと、それは即、原発汚染の問題を日本人の英知で完全に解決する様、天が日本に託したことだと受け止めたい。他人事ではない。微力であっても、そして間接的であっても、協力することがあれば、皆して協力しよう。

       

 次に、我々静岡人にとって昨年の身近な嬉しい出来事として、富士山が世界遺産に登録されたことが挙げられよう。 我々は富士山をいつも見ているので慣れっこになっているが、改まって、見れば見るほど、富士の風貌は限りなく魅力的で、崇高さ、神々しさ共、他に類はなく、本当に心の底まで勇気づけられる。正に岳南健児の卬ぐ理想の姿である。今後とも地元の人間として大いに誇りを持つと同時に、周辺の環境美化にもより一層心掛けたいものである。

 

 何期生の頃からか、合宿練習を富士山の麓で行ってきた。空気は美味しいし非常に大らかな気分になれるので、ここでの合宿を今後も是非続けて頂きたい。

 

7期生 集結の顛末

左:昭和37年仰高祭にて(5,6,7期) 右:右端は紅一点若林さん
左:昭和37年仰高祭にて(5,6,7期) 右:右端は紅一点若林さん

7期 大川 豊

 

 5年程前にリタイアし、東京から静岡に戻ってきました。それから2年程経ったある日、浅間通りのある店で「静高吹奏楽団第33回定期演奏会」のポスターを見掛けました。東京にいる時も定演の連絡は来ていましたが、いつも行ける状態でなかったので無視していました。それが、このポスターを見たとたん懐かしさ(写真参照)が込み上げてきて、静岡に居るのだから是非聴きに行かなくてはと、当日会場に行きました。

 

 すると、驚いたことに、そこで1年先輩の諸氏のほとんどとお会いしたのです。6期の諸氏は、「入部50年の集い」ということで集まっていたのでした(躍進32号参照)。その3次会に参加させていただいて、我々の同期もこういう会を持ちたいとつくづく思いました。

 

 その年の夏、高校野球の応援に行った先で、偶然中学時代の友人に会い、富岡君が新潟にいることがわかり、メールでの連絡も取れました。

 

 また昨年、メールによる同期の連絡網だけでも出来ないかと思い立ち、OB会から頂いた住所録を頼りに、手紙で連絡を取ることにしました。メールに慣れた身には、直筆の手紙を書くことは大変な苦痛でした。先ずは指揮者でリーダーであった杉山静夫君に、同期会を立ち上げたい旨の手紙を送り、それから順次同期のメンバーに手紙を送ってメールで返事をもらい、結局、全同期生とメールで連絡がとれる様になりました。

 

 早速、35回定演を聴きに来る様に呼びかけたところ、野村君、合戸君、天野君、そして私の計4人が集まりました。定演終了後、駅南で同期の金田君の経営する「串ぐるり」という居酒屋で、金田君も含めて旧交を温めました。今後も同期全員で会う機会はなかなか難しいと思いますが、毎年定演には集まろうと呼びかけようと思っております。

 

 その後、私が上京した際に、府中にいる杉山幸利君と会い、飲みながら懐かしい話をすることが出来ました。

 

第12回同期会

前列左から、小関、杉山雅、杉山金、入谷 後列左から、塚本、早川、鈴木、岡部、清水、川田
前列左から、小関、杉山雅、杉山金、入谷 後列左から、塚本、早川、鈴木、岡部、清水、川田

12期 塚本郁夫

 

 吹奏楽部第12期同期会が11月24日(日)両替町の割烹「月の音」にて盛大に開催されました。前回までは同期の鈴木秀樹君が人宿町で経営するイタリア料理店での開催でしたが、七間町映画館の移設で客足が減少してお店をクローズしたため、「月の音」での開催となりました。

 

 12期は全部で13名の同期がいますが、今回は10名が参加しました。(CL)鈴木、入谷、杉山、(SAX)岡部、清水、(HRN)川田、(TP)杉山、早川、(PERC)小関、(EUPH)塚本のメンバーが揃いました。久しぶりの再会でしたが、そこは昔の仲間というか、すぐに高校時代と同じ立場(会話の上下関係)での話しぶりとなり、改めて絆の深さを感じた次第です。

 

 今年退職して親の介護をしている岡部君以外は皆何らかの仕事に就いており、元気で充実した生活が伺える参加者からの近況報告がありました。

 

 特に今回話題になったのは、校歌や応援歌が収録されたソノシートの事です。現役の高校生の皆さんにはソノシートがどんなものか想像がつかないかも知れませんね。小さなレコード盤で薄いプラスチックフィルムでできています。我々が1年生の時、訳あって野球部が1年間試合を自粛した年に、「希望の歌」が製作されました。それを記念してソノシートが作成されたのです。殆どの参加者は忘れていたのですが、何名かの記憶をたどると、演奏はもちろん我々が担当しましたが、合唱も応援団と共に我々が参加したようです。演奏の録音をバックに合唱したらしいです。これを早川君が大事に保管しており、後日CDに焼き直して全員に配ってくれました。この年になると涙腺が弱くなり、校歌や応援歌を聞くと感動して涙が出てきます。皆さんはどうですか。早川君に感謝、感謝です。

 

 以上が今回の同期会の報告で、時間の経つのも忘れ、同期の固い絆を確認できた楽しいひとときでした。記念写真をご注目下さい。さすが12期でしょう、同期会の横断幕を用意しました。今後は毎年この横断幕をバックに記念撮影して参ります。来年も同時期に開催予定ですので、今回参加できなかった、伊藤教授、橘田君、村田君の三方には次回の参加をお待ちしています。

 

 我々静高吹奏楽部第12期同期生は「清きは我らの心なり」の心でこの1年間を過ごしたいと思います。

 

名古屋ブルックナー管弦楽団

指揮者によるリハーサル風景
指揮者によるリハーサル風景

31期 原田 雅樹

 

 おそらく、Fgをやっている人間で、ブルックナーが好きという人は多くないと思います。なぜなら、ブルックナーの交響曲におけるFgの扱いは、番号が進むにつれてひどくなるからです。彼は、同じ音域であれば、ホルンやトロンボーン、ワーグナーチューバを使用することを好んだのです。そんな自分が、何故か名古屋ブルックナー管弦楽団のスタッフとして活躍することになってしまいました。

 

 名古屋ブルックナー管弦楽団は、名古屋大学交響楽団を初めとして東海学生オーケストラ連盟所属の各オーケストラで現役時代活躍していた人たちが集まってできたアマチュアオーケストラです。1995年秋に結成され、ブルックナーの没後100年にあたる1996年6月に第1回演奏会を開催、その後ほぼ年1回のペースで演奏会を開催しています。これまでに、ブルックナーの交響曲を複数回演奏するという、かなりマニアックな集団です。そして昨年(2013年)、第19回の交響曲第1番でブルックナーの交響曲全曲演奏を達成しました。おそらく日本のアマチュアオケでは初の全曲演奏達成だと思われます。

 

 このオケで、当初スタッフおよび奏者として参加していましたが、先輩の転勤などの都合により、第2回からはトレーナーとして18年の長きにわたって練習の棒振りをさせていただいております。Fg吹きなので、奏者としてのブルックナーはあまり魅力を感じませんが、棒を振るのはとても楽しく、だからこそここまで続けられたのではないかと思っています。ちなみに、0番、00番を含む全11曲の交響曲の中で一番好きな曲は7番です。以下、9、4、8、5、6、…と続きます。

 

 ブラスバンドではなかなか取り上げる機会がないブルックナーですが、名曲揃いですので、まだ聴いたことがない方は是非一度聴いてみてはいかがでしょうか?

 

【第20回演奏会のご案内】

 2014年6月29日(日)

 愛知県芸術劇場コンサートホール

  ブルックナー交響曲第9番

  ブラームス ピアノ協奏曲第2番

 指揮:森口真司 ピアノ:田村 響

 詳しくは名古屋ブルックナー管弦楽団ホームページ

 

大学院での生活 〜夢への第一歩〜

左:合奏風景 右:仲間といっしょに!左から2番目が私
左:合奏風景 右:仲間といっしょに!左から2番目が私

50期 土山(新村)絵美里

 

 私は静高卒業後、ホルン専攻で常葉学園短期大学音楽科に2年間、同専攻科に2年間、計4年間就学し、その後、東京音楽大学大学院の科目等履修生(レッスンを受講し、実技試験で単位を取得する制度)として現在に至っています。

 

 当音大では、バンベルグ交響楽団で長年ホルン主席奏者としてご活躍されていた水野信行先生(先生の音色は本当に美しく、皆様にも是非一度聴いて頂きたいです!CDもいくつか出されています)にご教授頂いています。

 

 週に1回、非常に内容の濃いレッスンがありますが、先生はレッスンに限らずいつも丁寧に、真摯に、しかも、とても優しく、温かく指導して下さいます。 また、夏には先生と門下生で、先生の故郷である長野へ演奏会を兼ねた合宿に行きます。門下合宿には在学生だけでなく、都内を中心にご活躍されている先輩方もいらして下さいます。先生のもとでの2年間の勉強は、このように幅広く、充実した、本当に有意義なものでした。

 

 また、学校にはホルン協会という協会があって、ホルン科に在籍する学部生、院生がアンサンブルの学外演奏会を行ったり、夏と冬には合宿もします。ここでは、参加者が毎日皆の音を聴き合い、練習の仕方を真似たり、互いにアドバイスし合ったり、そうした環境はレッスン同様、私に大変よい刺激を与えてくれました。ここでよい仲間にめぐり合えたご縁にも深く感謝しています。

 

 卒業後は、音楽教室等で後進の指導にあたったりする一方、水野先生のご教授を引き続き受けながら、時にはオーディション等にも挑戦するなど、自身の演奏活動も続けてゆきたいと思っています。

 

OBからの小さな便り

1期:青山紘

歴史ある静高吹奏楽部の第1期生であることに誇りを感じています。今でもブラスの音を聴くと鳥肌が立ち、自然と体が動き始めます。

 

2期:水野秀二

最近、レコード、テープ,CDを聴けるプレーヤーを手に入れたので、旧いレコード・テープ等を聴いております。

 

3期:天野邦久

既に70才になってしまいました。最近は、テレビで音楽番組を楽しむ程度です。

 

3期:大嶋輝雄

崩していた体調が戻ってきたので、又バンド活動を再開したいと思っています。

 

3期:仁科光司

四月末体調を崩し,2週間入院。病院での規則正しい生活と減塩食で元気に復帰。通常減塩にすっかり慣れてしまいました。

 

4期:篠原幹男

六月から愛媛県の医療過疎地の国保診療所に勤務しています。きれいな海が近く、魚が美味しい所です。

 

6期:興津規行

一年半前よりフルートを習い始めましたが、耳の具合が悪くなり中断しています。早く練習に入れればと思っています。部の発展を祈っています。頑張って下さい。

 

6期:望月毅

東日本大震災後、貞観地震について書かれた「方丈記」がテレビで採り上げられ、作者の鴨長明が引退後,方丈庵で一人琵琶を楽しんだと説明しているのをきいて、静岡市の名画座でみた映画「切腹」(仲代達矢主演)の主題曲の琵琶の合奏に感動したことを思い出しました。たしか高校時代のことでした。

 

9期:栗田忍

娘が掛西に入った。野球の応援どうすりゃいい?

 

11期:久保田明

楽器から離れて久しくなります。皆様の一層のご健闘をお祈りしております。

 

11期:塩沢佳夫

休日にカラオケ風に一人で吹いています。

 

11期:鈴木滋

Bill Evans, Alau Pasqua, David Hezeltine, John Hicks, Bill Charlap等のPianoになぐさめてもらっています。

 

12期:入谷昭

アマオケには定年がないのでいまだに現役。

 

12期:岡部哲哉

昨年定年退職、現在母親の介護のため静岡の実家へ単身赴任中。

 

12期:塚本郁夫

諸先輩が元気に活躍されていることを知り、自分もまだまだ頑張らなければと思っています。

 

13期:大貫徹

いつも演奏会等のご案内を有難うございます。小生、健康と体力作りに日々励んでおります。

 

15期:南荘宏

もっぱら合唱界にて頑張っています。

 

16期:宮下英晃

仕事柄すぐにはむずかしいですが、OBの演奏会もあったらいいですね。

 

16期:鷲津信太郎

音楽はいくつになってもできるものです。最近も趣味として楽しんでいます。

 

19期:大津仁昭

50代も半ば、公私ともに疲れていますが、趣味は続けています。

 

23期:宇佐美和子

浜商の定演を見に行きました。高校生とは思えぬパフォーマンスに3時間、しっかり楽しみました。朝昼晩と、野球部(あの浜商の)並みの練習量と聞き、納得です。でも、すごかった。

次男が高校の吹部でFgを吹き始めました。

 

26期:望月寛隆

H25より埼玉県のコンクールの審査員をはじめました。

 

29期:野田美佳

講師として通う道立池田高校があります。静高と同じく吹奏楽部員が新2、3年生で13名ですが、パワフルな演奏で地域貢献しています。現役の皆さんに見せてあげたいくらい!頑張って下さいね。

 

30期:草谷緑

躍進への掲載ありがとうございました。

 

34期:中嶋雄

20年振りにドラム始めました。自宅にミニドラムセット置いています。「百年住宅」だから防音バッチリです。

 

39期:丹治達義

東京で教員をしながら、市民バンドで演奏もしています。定期の曲目も雰囲気が変わりましたねー!

 

39期:野木森明香

東京で大学教員をしています。また演奏会へ行ける日を楽しみにしています。

 

51期:秋山詩織里

大学卒業しました。

 

51期:金沢夏樹の母

牧野様、お世話様です。ご無沙汰していて申し訳ありません。娘は忙しいばかりで、ゆっくり静岡にいた事なく、不義理をお許し下さい。

 

52期:江成直人

自分の学校でなく、別のオケ(成蹊のオケ)で同級の野崎君とやっています。

 

54期:山本栞

最近はピアノにはまってます。

 

現役からの便り

野球応援 草薙球場
野球応援 草薙球場

第57期 団長 浦田美帆

 

 57・58期としての1年間を振り返ってみると、静高吹奏楽団の活動に団長として取り組め、新たな試みにも挑戦することができ、とても充実したと思っています。

 

 14人の新入部員を迎え、スタートを切った4月。私は、第一に学校行事での演奏を大事にしようと考えました。このメンバーで最初の演奏機会となったのは、野球定期戦でした。続いて、文化会館が一体となって盛り上がった文化祭、夏の野球応援、校舎内で1週間にわたり行われた冬の祭典。どの行事も、私たちにとって身近な存在である静高生と吹奏楽部をつなぐ大切な時間でした。

 

 また、伝統的な学校行事に吹奏楽部として携わることが本当に楽しかったです。そして新たな挑戦となった、秋の「ミニコンサート」。オープンスクールの放課後に体育館で行いました。日時や演奏会場、ステージ演出、コンサートの宣伝と、あらゆるものを一から準備しなければならず、難航したことも多々ありました。けれども、お客さんから温かい拍手をいただき、努力を積み重ね企画してきてよかったと思いました。また、今後も音楽を届けることで、楽しさと幸せを共有していきたいと思った瞬間でした。さまざまな学校行事を通して、私たち吹奏楽部を支えてくれた静高生や先生方に感謝いたします。

 

  そして、私たち吹奏楽部を支えてくれているのは、学校内だけにとどまりません。6月に慰問演奏で参加した「しずおか日赤まつり」や8月の「安東夏祭り」では、地域の方が楽しんで聴いてくださっているのを肌で感じることができました。12月に行った5校合同演奏会「ウィンターコンサート2013」で出会った他校の吹奏楽部員は、音楽を通じて高め合える素敵な仲間となりました。定期演奏会の準備では、さまざまな企業の方のご協力があって円滑に進めることができました。そして、私たちの家族はいつも一番近くで応援し、温かく見守ってくれました。こんなに恵まれた環境の中で一年間活動することができ、とても幸せに思います。ありがとうございました。

 

  これまでの経験は私たちの糧となり、将来に役立つことと思います。引退後も自信を持って前に進んでいきたいです。

 

第57期 定期演奏会長 中嶋美喜

 

 県内でも雪がちらついた寒さの厳しい冬が終わり、暖かな陽気を感じられる季節となりました。静高吹奏楽団の部室では、春の訪れとともに開かれる定期演奏会に向けて、毎日練習に励んでおります。

 

 今年で第36回目を迎える定期演奏会のテーマは「異世界」です。異世界というと不思議な世界というイメージが強いですが、それだけでなく普段私たちが見ていない世界、意識せずに過ごしている世界を全て異世界と呼び、その大切さ、おもしろさを気づいていただけるよう、このテーマを設定しました。

 

 このテーマに沿ってたくさんの世界をお届けする定期演奏会の曲目をご紹介したいと思います。第1部では「マーチ ギブ・ア・プレイズ・トゥ・ウィナー」「吹奏楽のための風之舞」「エスカペイド」を演奏します。「マーチ ギブ・ア・プレイズ・トゥ・ウィナー」は清水大輔作曲のオープニングにふさわしい、華やかな曲です。「吹奏楽のための風之舞」は2004年度全国吹奏楽コンクールの課題曲です。「エスカペイド」はジャズのリズムが登場するファンキーな曲です。第2部では、チューバ奏者の栗原良紘さんを客演に迎え、「チューバとコンサート・バンドのためのコンチェルティーノ」を演奏します。この曲は3部構成になっており、チューバとバンドのかけあいが特徴的でそれぞれの魅力が感じられます。第3部では「ロード・タラモア」「スピリテッド・アウェイ」「死の舞踏」を演奏します。「ロード・タラモア」は民族音楽調のリズムとメロディーが織りなす異国情緒溢れる曲です。「スピリテッド・アウェイ」は宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」より様々なシーンの音楽をセレクションのスタイルで再構成された曲です。「死の舞踏」はフランスの詩人アンリ・カザリスの詩を基にサン=サーンスが作曲したもので、ワルツのリズムにのせて不気味で美しいメロディーが演奏されます。

 

 部員19名とクラシック音楽をお送りするには寂しい人数ですが、4人のエキストラさんやたくさんの方々のお力を借りて、精一杯演奏します。御多忙とは存じますが、ぜひ会場まで足を運んで頂けたら幸いです。団員一同皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 
安東祭
安東祭

顧問 長谷川祥吾

 

 現在、本校吹奏楽部は、19人という小編成で活動しています。人数こそ少ないですが、その活動は活発で、本年度も数多くのステージに立たせていただきました。

 

 この一年、私たちは次の3つの目標に重点をおいて活動してまいりました。まず、一つ目は、広報活動の充実です。 これまで、本校吹奏楽部は、地域の皆様との接点がそれほど多くはありませんでしたが、少しでも多くの皆様に私たちの活動を知っていただこうと思い、ホームページやブログ、Twitterにより日頃の活動や演奏会情報を積極的に広報して参りました。お陰さまで多くの方々に本校吹奏楽団の活動を知っていただけることができました。

 

 二つ目は、演奏会の機会を少しでも増やそうと努力してきました。今年新たに企画された活動としては、6月のしずおか日赤病院まつりによる演奏、10月の校内ミニコンサートなどがあります。昨年度から「冬の祭典」も2回公演となり、ステージ数では私が赴任した5年前に比べ、年間4回も増えました。

 

 三つ目は、ジャズ・ポップスの演奏技術の向上を目指しました。昨年に引き続き外部講師の先生をお呼びして、ジャズ特有の奏法を学びました。その結果、音楽にグルーブ感が生まれ、クラシックやオリジナル曲の演奏においても、より表現の幅が広がりました。

 

 小編成のバンドには、様々な制約があり、部員も顧問も苦労が絶えません。しかし、小編成には小編成の良さがあります。今後も多くのお客様に私たちの演奏を聞いていただけるよう、日々努力していきたいと思います。今後とも、ご支援よろしくお願い申し上げます。

 

編集後記

『躍進vol.34』編集委員 54期 寺田未来、藪奈緒

 

 皆様、大変お忙しい中、原稿や貴重なお写真等の資料を提供して頂きまして、ありがとうございました。こちらの無理なお願いに快く引き受けて下さったOBの方々、現役の皆様に心より感謝申し上げます。この「躍進」を編集し発行することによって、住む所や年が違っても同じ静岡高校吹奏楽団OBという共通点を感じられ、嬉しく思いました。

 

 これからもこの素晴らしいきっかけを与えてくれる「躍進」を毎年途絶えさせることのないよう、静岡に住む残った人たちで続けていくつもりです。

 

 3月24日の定期演奏会で一人でも多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。

 

会費納入者(2013/3/1-2014/1/31納入分)

1期 川合純夫 青山紘 粉奈清昭

2期 水野秀二

3期 大嶋輝雄 中安眞吾 天野邦久 仁科光司

4期 小林勝弘 篠原幹男

5期 松本千秋 宇都宮昭義

6期 増井淑 西尾正勝 安池史生 望月毅 興津規行 太田寛 中川岩代 原田雅之

7期 大川豊 天野英世 合戸政治 朝井謙治

8期 牧野直 青木興治 遠藤誠 成田勝行 佐野ウララ

9期 大石喜久雄 馬場信幸 栗田忍

10期 伊藤正博 杉山昇 小出康雄 佐川博

11期 久保田明 塩沢佳夫 鈴木滋

12期 岡部哲哉 小関佳孝 清水欽次 塚本郁夫 入谷昭

13期 南荘淳 大貫徹

14期 戸塚靖子

15期 鳥居亮 北村美佐子 南荘宏 大村武史

16期 鷲巣信太郎 石村泰利 岡村順子 宮下英晃 勝山徹 植松洋子 大村健二 山田丈富 池上まり子 秋山治彦

17期 長嶋益子 海野文伸

18期 海野智子 武田雅子

19期 大津仁昭 木村邦博 福與眞弓 秋山欣三 太刀川茂

20期 杉田智昭 横沢彰 大石茂

21期

22期 桒原智 遠山佳之 小川裕史

23期 宇佐美和子 剣持勝 前原誠

24期 小林幸基 宮澤道雄

25期

26期 堀田宗文 堀田博美 望月寛隆

27期 兵庫淳志 川口修平

28期 今城奈津子

29期 野田美佳 澤光世

30期 草谷緑 濱村綾子

31期 風間大介 桐竹里佳 河合修一郎 大江眞理子 原田雅樹 岸真美 望月重樹

32期 加藤康子

33期 光村恵子 遠藤直行 木内伯恵

34期 橋田元樹 中嶋雄

35期 高木(草谷)優子

36期 武田一仁

37期 若林有美乃

38期 加藤剛史 大石勝博

39期 丹治達義 馬淵純子 野木森明香

40期 丹治恭子

41期 土屋晴裕

42期 佐藤純 中村千恵

43期 山崎佳記

44期 志村朋子

45期 森内文 土井恵 中山真

46期 一杉真実 土肥(窪田)望

47期 一瀬将平 勝山瞳

48期 中森健五 吉田麻友美

49期 森内理絵

50期 伊藤豊浩 川村卓也 水流輝明 河島妃奈子 山崎美鈴

51期 小原けい 秋山詩緒里 宮下翠 金沢夏希 北川三和

52期 江成直人

53期 勝又俊一郎

54期 山本栞 進藤和輝 寺田未来 藪奈緒

55期 青山航

事務局より

1.会員登録のお願い

HPより会員登録をお願いします。HPのアドレスは次の通りです。

http://www.swimc.jimdo.com

 

2.定期演奏会を聴こう

第36回定期演奏会

・平成26年3月24日(月)17:30開場、18:00開演

・グランシップ中ホール大地

静岡市及び周辺の方にはチケット同封しました。多数ご来場下さる様お待ちしております。

 

3.OB会費について

年会費は従来通り、社会人1000円、学生500円です。会費振込は同封の振込用紙をご利用下さい。その際、氏名の欄に必ず期数(期の判らない方は卒業年度)を記入願います。

 

他にOB会では次の銀行口座も設けておりますので、こちらの方が便利な方は是非ご利用下さい。

静岡銀行安西支店

 普通預金 0613843

「静岡高校吹奏楽部OB会」

郵貯銀行 店番238

 普通預金 0833207

「静岡高校吹奏楽部OB会」

 

4.近況をお寄せください

会費振込用紙の通信欄には是非コメントを一言ご記入願います。最近の出来事、趣味のこと、子供のこと、仕事のこと、旅行のこと等、音楽以外のことでも結構です。「OBからの小さな便り」に掲載します。また、もちろん本誌への投稿も大歓迎です。特に、同期会などを行った場合は、事務局宛、メールにて是非投稿下さる様お願いします。

 

5.演奏会等の企画募集

50周年以後OB演奏会を行っておりません。大編成の演奏は練習など困難かも知れませんが、ソロや小アンサンブルの組み合わせでも、皆で楽しむ企画が出来ればOB会としては極力支援したいと思います。何卒、よい企画をご提案願います。

 

6.ホームページ

OB、現役共にホームページを設定しております。「静岡高校吹奏楽部OB会」、「静岡高校吹奏楽部」等で検索して下さい。OB会のHPには、躍進(31号以後)も掲載されています。是非、覗いてみて下さい。

 

OB会事務局

〒420-0011

静岡市葵区安西3-8 牧野 直 方

メールアドレス mu4ye3@yahoo.co.jp