躍進 vol.36(2016年3月発行)

アンコール雑感

OB会会長 1期 川合 純夫

 

 今年も編集委員の尽力により「躍進」が発行され、会員諸氏に配布出来ることを大変嬉しく思います。「躍進」はOB相互間、およびOBと現役との繋がりを保つ唯一の機関です。今後共、皆様から楽しい話題を多数提供願います。

 

 さて、この欄ではいつも勝手なことを書かせて頂いているが、今回はアンコールについて日頃思う所を述べる。アンコールは、仏語で「更に、おまけに」といった様な意味だが、一流オーケストラの定期演奏会ではアンコール無しということも結構多い様だ。ただしウィーンフィルのニューイヤーコンサートでは「美し

き碧きドナウ」と「ラデツキー行進曲」を最後に演奏するのが慣例となっているし、また、一流オーケストラでも地方公演や海外公演ではアンコールはほぼ付き物と言って過言でない。

 

 私個人としては、演奏会でのアンコールは、やはり楽しみの一つであり、大変期待するところでもある。アンコールについて、誰だったか「御馳走の後にお茶漬けなんか要らない」と云った人がいた。確かにそれも一理ある。でも私の場合、御馳走の後でも美味しいデザートなら大歓迎である。やはりアンコールはある方がよい。

 

 アンコールは、レパートリーの中から知名度の高い小曲が選ばれるのが普通で、その日の演奏曲目の傾向に準じたものであることが多いが、時には意表をつく様な選曲により、却って心地よい思いをすることもある。

 

 協奏曲の場合は、アンコールとして上記の他、ソリスト自ら作曲・編曲したものがソロで披露されるとそれもまた楽しい。その際、曲目等について、本人が一言二言説明を加えることがあるが、残念ながら、それは会場の広さやエコーの関係でよく聞き取れないことが多い。

 

 又、全プログラム終了後、指揮者は何回かステージに出て来て拍手を浴びては引っ込むが、回数が多過ぎるとアンコールに勿体を付けている様で頂けない。二、三回目までの拍手は今の演奏に対する称賛であるが、それ以降は聴衆がアンコールを要望する拍手に変わり、時には揃った手拍子になることもある。聴衆との一体感のもと、演奏会の最後を飾るアンコールで後味よく終演すると、帰路および帰宅後も、暫し快い、爽やかな感触が残って非常に気持ちがよい。

 

第12期同窓会

前列左より小関、入谷、伊藤、杉山金、清水  後列左より早川、橘田、塚本、川田、杉山雅、岡部
前列左より小関、入谷、伊藤、杉山金、清水  後列左より早川、橘田、塚本、川田、杉山雅、岡部

12期 塚本郁夫

 

 吹奏楽部第12期の6回目の同期会が昨年11月3日(火祝)両替町の割烹「月の音」にて盛大に開催されました。 12期は男性ばかりで13名の構成ですが、今回は11名が参加しました。(Cl)入谷、杉山、(SAX)岡部、清水、(HRN)川田、(TB)伊藤、(TP)杉山、早川、橘田(PERC)小関、(EUPH) 塚本のメンバーが揃いました。昨年から参加した東大の伊藤教授に今年も参加して頂き、大いに盛り上がりました。

 

 前回は校歌のソノシートが話題になりましたが、今年のテーマは「SWIMCバッジ」のことです。12期より前の先輩の皆さんはご存知ないかも知れませんが、我々が高校1年の3月頃に吹奏楽部のバッジを製作しました。これまでの記事にも掲載しましたが、我々12期は、土足で汚かった練習室の床をワックスで磨き、スリッパを履いて清潔に利用するようにしたり、文化祭にジャズバンドと混成2部合唱の両方で出演したり、「希望の歌」ができて、小関君が吹奏楽譜にアレンジしたり、新しいことに果敢にチャレンジしました。その一つがバッジの製作でした。

 

 「SWIMC」とは「SHIZUKO WIND INSTRUMENTAL MUSIC CLUB」の略で、製作した理由は、当時我々は「ブラバン」と呼ばれるのが大嫌いで、「吹奏楽部」であることに、こだわりを持っていました。だから敢えて吹奏楽を強調する名前を付けてバッジに残したのです。

 

 バッジのデザインはClの入谷君が音符をベースにデザインしたものを皆で修正を加え、完成しました。このバッジが現在も受け継がれているらしいと、誰かが言っていたので、本当なら、とても嬉しいことです。

 

 ここで各人の近況を紹介しましょう。

【岡部君】は母親の介護に専念していましたが、昨年亡くなったので、今後は自宅のある長泉市に沖縄の息子家族を呼び、孫の面倒をみるのが楽しみとのことです。

【杉山金次君】はお孫さんが昨年7月に生まれ一緒に住んでいるとのこと。奥様共々来年の65歳まで非常勤として学校で働くそうです。

【入谷君】は磐田南の非常勤講師を勤める傍ら、浜松オーケストラの練習では指揮を任されているそうです。

【小関君】は南町で宝石商を営み、今年まで働く予定ですが、オケのトラもやっているそうです。帯状疱疹で人差し指が麻痺し、太鼓を叩くのが難しく、また外耳炎を患い、耳鳴りがして、体にガタが来ていると言っていました。

【早川君】はパートタイムで設計会社に勤めていますが、LPレコードを購入してパソコンで取り込むのが趣味だそうです。

【塚本】は今年3月で相談役を退任しますが、毎日3万歩(累計4時間)歩くのが日課です。写真で手にしているTシャツは今年の甲子園出場を記念して、同期(86期)で製作したものです。

【橘田君】は65歳までは特別支援学級で働きます。趣味はマラソンで同期会当日も15キロ走りました。娘さんが2人共、音楽大を出ているが、仕事が無いそうです。

【川田君】は音楽舎の社長を当分続けるそうです。アマチュアビッグバンドの「スイングハード」でコンマスを任されているので、昨年の創立50周年の時に、静岡新聞の取材があり、写真付きで掲載された記事を他のメンバーも見ていました。(下記静岡新聞記事参照)

 【清水君】は介護施設の事務局長をしています。できれば65歳で辞めて、好きな家庭菜園でいろんな農作物を育てたいと言っています。

【杉山雅行君】はアルミ缶のプレス屋に勤める傍ら、2つのオーケストラでトランペットを吹いています。最近若くて上手な奏者が増えたが、音を出すタイミングが微妙に異なる、という話を聞かせてくれました。

最後に【伊藤教授】ですが、定年を1年残して学習院、明治大学等の私学に移籍する予定。他には「JR東日本社外取締役」「復興支援委員会の会長」「経済諮問会議メンバー」として活躍していますが、週1回の安部首相との会議の為に週5回ほどの会議があるそうです。同期のメンバーからは、格調高い質問も多く出され、「安保問題のシールズの活動をどう思うか」「マスコミの報道が偏っていないか」「株価の動向は」「お薦めの銘柄は」等についてわかりやすく答えて頂きました。

 

 と言う訳で楽しい時間もアッと言う間に過ぎ、記念写真を撮って、伊藤教授が中座した後もさらに懇親を深めましたが、誰かから「校歌が一音上がったのを知っているか?」の話が出て、「俺達に断りも無くそんなことするな」と、酒の勢いで過激な発言が出たところで、「一本締め」をして、また翌年も元気に再会できることを約束し、「お開き」となりました。

 

 今年の4月位以降に我々は【65歳】を迎え、リタイヤするメンバーが増え、来年の「躍進」では、きっと新しくチャレンジするお話しを報告出来ると思いますので、お楽しみに。

 

徳川家康公四百年記念ソング

15期 南荘宏

 

 昨年は徳川家康公四百年祭の年で、いろいろな関連イベントが行われましたが、私も徳川家康公を顕彰する歌を作ろうという企画のお声掛けをいただき、「徳川家康公四百年記念ソング・・・未来のために」を作詞・作曲しました。

 

 子ども達の未来への応援歌というコンセプトでしたので、わかりやすい内容の詞と明るく歌いやすい曲になるよう心がけましたが、勿論、家康公を顕彰するものでなければなりません。そこで、「じっと待つことの大切さ」「平和であることの大切さ」「かぎりあるいのちの大切さ」を、あの人(家康公)は私達に教えてくれたというメッセージを主題に置き、また、歌詞の前半では、フレーズの頭に「と・く・が・わ」「い・え・や・す」の文字を置くという工夫をしました。

 

 一方、曲は子ども達が歌いながら踊り出したくなる軽快なリズムと、転調による大きな展開を用いて、未来に向かってはばたくようなスケールの大きな音楽にしようと試みました。できあがった楽譜は市内の全小・中学校生徒一人ひとりに配布され、また、様々な演奏を録音したCDも各学校に寄贈されました。そのCDには、私の指揮する静岡混声合唱団TERRAの演奏などに加えて、なんと佼成ウインドアンサンブルによる演奏も入っています。

 

 いろいろな方々のご尽力によって、この曲を多くの人に演奏して頂いたり聴いて頂いたりすることができ、大変光栄でした。二十五年前に作曲した「しずおか賛歌 富士よ夢よ友よ」同様、この「徳川家康公四百年記念ソング・・・未来のために」が将来にわたって歌い継がれいくことを願っている次第です。

(*いずれの曲も吹奏楽版がありますので、是非演奏してください)

 

『未来のために』~徳川家康公400記念song~

作詞 南荘宏 佐々木智子

作曲 南荘宏

 

とびっきりの未来は

くやしさの向こうに待っている

がんばったごほうびに

わたしの明日がひろがっていく

あゝあの人は あゝあの人は

じっと待つことの大切さを 教えてくれた

 

いちおしの未来は

えがおいっぱい夢いっぱい

やさしいことばをかけあえば

すてきな明日がひろがっていく

あゝあの人は あゝあの人は

平和であることの大切さを 教えてくれた

 

ララランラン ララランラン

ララランラン ララランラン

あゝあの人は あゝあの人は

限りあるいのちの大切さを 教えてくれた

あゝあの人は あゝあの人は

四百年を越え 生きる知恵を教えてくれた

 

「未来のために」楽譜PDFデータ
ieyasu400.pdf
PDFファイル 1.0 MB

35年ぶりの静岡暮らし

2015年8月の22期同期会:前列左から甲斐さん、大川先生、福知さん 後列左から松下君、岩崎君、山田君、坂田君、小川(旧姓でご紹介)
2015年8月の22期同期会:前列左から甲斐さん、大川先生、福知さん 後列左から松下君、岩崎君、山田君、坂田君、小川(旧姓でご紹介)

22期 小川裕史

 

 昨年春、浜松から静岡市内の実家に引っ越しました。思い返せば18の春に静岡を離れてから35年が経っていました。大学進学と就職と転勤で埼玉と浜松を何度も往復し、ドイツ・フランクフルトと中国・杭州で過ごした時もありました。埼玉と磐田で生まれた子供は中国の日本人学校で学び、浜松の中学校と小学校を卒業して、静岡の高校と中学校に進学しました。

 

 久しぶりに暮らす静岡の印象は穏やかなこと。遠州のからっ風のような強風がいつもふいているようなこともなく、坂道もなく、市内から程よい大きさの富士山が見える静岡は、車の運転も人の気質も穏やかに感じます。同時に、「やらまいか」に例えられる遠州のような活気や「爆買い」に象徴される中国のようなアグレッシブな勢いがないことに物足りなさも感じています。

 

 ところで、昨年夏に22期の同期会を開きました。前回の同期会は3年前の夏で、静岡に居た瀧典靖君が呼びかけてくれたのですが、彼が亡くなり、私が静岡へ引越し、そして福知さんが久しぶりに帰省することをきっかけに、今回は私が呼びかけることになりました。平日にもかかわらず、恩師の大川先生を囲み7人が集まりました。また、手紙やメールのほかに電話で卒業以来の声を聞かせてくれて近況を知らせてくれた人もいました。お互いに何年も会っていないのに声を聞いたり顔を見たりした瞬間に頭の中は十代のあの頃に戻ってしまうような不思議な感覚のなか、それぞれの近況や老眼鏡が必要になったとか親の介護といった話題から高校時代の思い出話にさかのぼり、話は尽きません。次回の同期会はもう少し集まりやすい日程を選んでひらきます。

 

 昨年は春と夏の野球応援にホルン持参で参加させてもらいました。私が甲子園へ行くのは高校卒業以来のこと。日頃の練習不足をさらけ出してしまいましたが、先輩後輩の方々と交流できました。ありがとうございました。

 

音楽の力

33期竹田君撮影
33期竹田君撮影

31期 望月重樹

 

 草薙球場や甲子園でマイTbを久~しぶりに吹いて感動した平成二七年の夏が終った頃、躍進への執筆依頼を初めて頂戴しました。普段税理士業務に関する原稿は執筆していますが、趣味について書くのは初めてで若干違和感がありますが、今回は音楽との関わりについて書かせて頂きます。

中学でスタートした吹奏楽生活はTb6年、Tu6年…大学院を修了するまで続けましたが、就職して以降ずっと、音楽は吹くものでなく聴くものと化していました。

 

 四〇歳を過ぎ、もう一度何か趣味を持ちたいと考えたときに、『やっぱり音楽しかない!』とは思うものの楽器を練習する時間は取れないし…と何もせずにいました。そんなときに、「ゴスペル楽しいよ!」というゴスペル歴十数年の3期下の弟からの一言。弟が色々なライブで唄っているのは知っていましたが、私自身が唄おうとは夢にも思っていませんでした。悩んだ末、呉服町のすみやのゴスペル教室の門を叩きました。散々音楽をやってきたし、カラオケもそれなりに唄えるから何とかなるかとたかをくくっていましたが、始めてみると楽譜は読めても、狙った音を声で出すのがとても難しいのに気づきました。

 

 普段はすみやの一室で月2回練習があって、加えて不定期に入ってくるイベントに出て唄います。語学学校の文化祭や介護施設、109の前、パルシェの広場…最初は人前で唄うことに緊張の嵐でしたが、2年経って慣れてきたというか、図太くなってきたと言いますか。英語の歌詞を間違えても気にしない、1拍遅れて入っても気にしない…という有様です(笑)。

 

 楽器を吹くのはちょっと…でも音楽やりたい~って方には是非おススメです。人前で唄うのが苦手でも、みんな一緒に唄えば怖いものはありません。

 

 さあて、今日も唄いに行くとしましょうか。♪Oh,Happy Day~♪

 

ランニングを始めた

55期 青山航

 

 大学進学に伴い上京して3年目にして、ジョギングを始めました。

 

 そもそもジョギングを始めた理由は、失恋にあります。そのあまりのやりきれなさに、謎のエネルギーが湧き上がり、居ても立っても居られなくなり、とりあえず走り始めました。

ランニングはシューズ以外に買わなければいけないものが特になく、貧乏学生の私にとってはぴったりの趣味となっています。

 

 走っている場所は、下宿先のアパート近くにある運河の周りです。都会ながら、アオサギ、カモ、カモメなどの鳥たちがたくさんいます。夏にはコウモリもいます。魚(釣り好きの友人いわくボラらしいです)がよく跳ねます。社会人のカップルもしばしば出現します。そこを走ります。

 

 走っている時間帯は、深夜です。走っているところを見られぬよう他に人のいない時間に走りたいからです。真夏以外は寒く、特に冬場はいつも震えながら走っています。運河沿いの遊歩道は自転車・車が通っていないため、事故の危険はありません。しかし、前述した様々な生物たちに突然遭遇するため、時々怖さを覚えます。

 

 大学では体育会系のサークルに属していません。中学時代こそテニス部でしたが、高校時代に所属していたのはなんと吹奏楽部でした。もちろん陸上競技の経験はなく、運動はあまり得意ではありません。また、フルマラソン参加などの大きな目標もないため、体を壊さない程度の距離とペースでのんびり走っています。ランニング中は、走ることに集中して邪念を消し去り心を空っぽにしてストレスの解消に努める…つもりでしたが無理でした。ふつうに一日の振り返りをしたり、明日の予定を立てたり、人生について考えております(内容は人に言えるレベルではありません、絶対に)。

 

 ランニングを続けているうちに、体調が次第に良くなってきた気がします。物事の考え方もさらに明るくなった気がします。その他もろもろ良いことづくめなので、ランニングはこれからも続けようと思います。

 

OBからの小さな便り

1期 青山紘

高校野球、甲子園でのOBの活躍、テレビで見ました。

 

3期 天野邦久

川合さんはじめOBの皆さん、甲子園の応援お疲れさまでした。私は最近楽器をさわったことがなく、協力出来なくて申し訳ありませんでした。負けずに、大声で応援はしましたが。

 

3期 仁科光司

この秋73歳に。現役で仕事をしているものの、物の憐れを無性に感じます。大学では卒50年のホームカミングデー校歌斉唱には涙も。静高ブラバンもホームカミングお願いします。

 

5期 宇都宮昭義

普化宗虚無僧として、虚鐸(尺八)を修行しています。

 

6期 興津規行

いつも静岡市民文化会館を使っていただいて本当にありがとう。頑張ってください。

 

9期 小柳忠章 

保有している楽器Cl.クランポン。SS.AS.TS.はすべてセルマーマーク6。AS.はアメセルのビンテージ。チョット贅沢しています。

 

9期 服部吉利

ブラバン9期、在京メンバーでこの5月末、50年ぶり飲み会を催すこととなりました。(予定9名)

 

10期 佐川博

創立60周年演奏会を期待しています。

 

11期 鈴木滋

昨年からTrb.40年ぶりに復活。ヤマハYSL-4569と細管YSL-895EZで、ブルース、アフロキューバン(ボサノバ)、ジャズのプレイアロングで楽しんでいます。意外に音は出るものですね。

 

12期 入谷昭

まだまだオケ現役です。

 

15期 南荘宏

徳川家康公400年記念ソングを作りました。

 

16期 鷲巣信太郎

趣味の音楽は今でも続けています。今年は新たにエレキギターに挑戦しています。いくつになっても「音楽は楽し!」ですね。

 

23期 土肥伊都子

西宮市在住です。甲子園での応援、嬉しいです!

 

25期 中澤美津子

甲子園の野球一回戦の応援OBバンドに加えて頂きました。猛暑の中、野球部の健闘、アルプススタンド一丸となっての応援、そして、在学時のはるか昔の回想と、忘れられないひとときとなりました。

 

26期 望月寛隆

シエナW.O.のファイナルファンタジーのツアー、CDやっています。2015.5.10は静岡です。

 

29期 野田美佳

高校野球の応援、テレビで見ました。懐かしかったです。

 

31期 大江眞理子

小さな音楽サークルで、細々とフルートを吹いています。

 

31期 風間大介

現在所属させて頂いているザ・スイングハード・オーケストラには、川田さん、塚本さん、勝山さんという素晴らしい先輩方が。若輩者の私は、必死に食らいつこうとするのですが、なかなか…。

 

31期 中山彩子

春の甲子園に家族3人で応援に行き、久しぶりにクラを吹きました。

 

33期 矢澤智道

甲子園でのOBOGバンドの演奏に参加して楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。

 

39期 丹治達義

夏の甲子園で母校応援が久しぶりにできてよかったです。11月に、実家の寺に入ります。しばらくは東京との二重生活です。

 

39期 馬淵純子

春の甲子園、3月29日の試合にトランペット持って応援に参加しました。牧野さん竹田さん取りまとめありがとうございました。

 

42期 寺澤亮介

甲子園に応援行かれず、定期演奏会も行けずに残念です。仕事は相変わらず、単身赴任中です。

 

48期 川島佐智

大阪におります。甲子園では現役生にもお会いできて嬉しかったです。これからも頑張ってください。

 

49期 立川千夏

東京で就職し、元気に働いています。

 

50期 川村卓也

瀧先生の訃報を本誌にて知りました。当時お世話になっただけあり、残念です。

 

55期 小田巻静香

4月から大学三年生となります。引き続き、ジャズサークルを続け、忙しい毎日を送っています。

 

現役からの便り

H27県大会の記念写真
H27県大会の記念写真

第59期団長 安野貴絵

 

 4月に始まった59期・60期での活動も、残りわずかとなりました。今年度は、新入部員にもめぐまれ、また多くの演奏機会を頂きまして、大変充実した一年となりました。

 

 4月--今年度初めての演奏会。選曲、演出など不安が多くありましたが、お客様から暖かい拍手を受け、演奏する喜び、演奏会へ感謝の気持ちがより大きくなりました。5月--恒例の野球定期戦。今年度の野球部の活躍も目を見張るものがあり、私たちを楽しませてくれました。文化祭では、会場全体を盛り上げるステージを演出できました。8月--コンクールでは県大会に出場できたことが、私たちを成長させてくれました。10月--高校生吹奏楽フェスティバル。新たなステージに挑戦しましたが、その過程で多くの課題にぶつかりました。12月--ウィンターコンサート。反省を生かし、感動のあるステージに仕上げることができました。1月--アンサンブルコンテスト。校内選考を通過したフルート三重奏・クラリネット六重奏が出場しました。

 

 今年度は、ステージ作りを通して『静高らしさ』とは?という答えのない問いに悩まされました。しかし、この問いは良いステージを作るために大切な問いだと私は思います。ですから、これから後輩たちもこの難題に頭を悩ませてほしいのです。その時、OB・OGの方々が築き上げてきたものを大切にしつつ、『静高らしさ』開拓への挑戦心を持ち続けてほしいのです。一つの殻の中に閉じこもっているのではなく、殻を破っていくことこそが、『静高らしさ』をより大切に貫いていくことにつながると私は思うのです。

 

 この一年を通して、OB・OGの方々の支えを多く感じました。特に、コンクールで野球応援に行けなかった時OB・OGの方々が応援に駆けつけてくださいました。そのおかげで、私たちは練習の成果を十分に発揮することができたと思うのです。

 

 59期・60期で同じステージに立つのも、定期演奏会を残すのみとなりました。私たちの活動の軌跡を、最後まで温かく見守って頂ければ幸いです。私たちの活動をご支援頂きましたOB・OGの皆様方にこの場を借りて厚くお礼申し上げご挨拶と代えさせて頂きます。

 

H27普段の練習風景
H27普段の練習風景

第59期定演長 奥津佑梨

 

 今年の定期演奏会のテーマは「情景」です。情景とは、人の心を感動させる風景のことです。この言葉のように、私たちもお客様を感動させる演奏がしたいという思いを込めました。このテーマに沿い、第38回定期演奏会は以下の7曲を演奏いたします。

 

 1曲目は「マーチ『春風』」。きらびやかなファンファーレで幕を開け、軽やかなメロディーからは、季節にも合った爽やかで暖かな春風が感じられます。2曲目は「藍色の谷」。作曲者の酒井格氏の自宅近くにある、何の変哲も無い坂道から着想を得て作られた曲で、多くの楽器にソロがあり多様な風景が描かれています。1部メインは、「ソノランデザートホリデイ」。アリゾナ州南部とメキシコのソノーラ州との国境にあるソノラン砂漠をイメージした作品です。原住民の踊りのようにリズミカルな部分や、イングリッシュホルンが夜の風景をしみじみと歌う部分など、表情豊かな情景が思い浮かびます。

 

 第2部は「カルメン幻想曲」。オペラ「カルメン」のメロディーを用いた曲です。フルートとの魅力的なかけ合いをお楽しみください。

 

 第3部1曲目は「Jalan-jalan~神々の島の幻影~」。曲名「Jalan-jalan」とは、インドネシア語で「散歩」や「徒歩旅行」という意味です。「夜明けの風景」「朝の市場の風景」「昼下がりの海辺の風景」「たいまつの明かりの中“ケチャ”が繰り広げられる夜の風景」がそれぞれ描写されています。続いて「サウンドオブミュージック」。「ドレミの歌」「エーデルワイス」等を含むメドレーです。アルプスの広大な自然の情景を思い浮かべながら、楽しくお聴きいただきたいと思います。そして第3部メインは「連作交響詩『わが祖国』より モルダウ」です。この曲は、当時オーストリア支配下にあったチェコを生きた作曲者スメタナの「自分達の国をつくりたい」という強い愛国心と悲願を込めてつくられました。合唱曲としても有名なこの大曲を、部員総勢33名で精一杯演奏したいと思います。

 

 お客様を感動させる演奏がしたい、という気持ちが伝わる演奏会になるよう私たちは日々練習に励んできました。ぜひ最後までお楽しみください。

 

吹奏楽フェスティバルの記念写真
吹奏楽フェスティバルの記念写真

静岡高校吹奏楽団顧問 長谷川祥吾

 

 日頃は、静岡高校吹奏楽団に対する、御支援・御協力、誠にありがとうございます。現在、静岡高校吹奏楽団は33人で、元気に活動しております。

 

 今年度の静岡高校吹奏楽団の活動を一言で表すとすれば、それは「出張演奏」でしょう。今年度はいろいろな団体様から出演依頼を頂き、例年以上に忙しい日々を過ごしました。

せっかくなので、今年の出張演奏先を列挙してみましょう。

 

4月 大石内科循環器科デイケアセンター

6月 静岡日赤まつり

8月 南部小学校児童クラブ

安東町内会夏祭り

9月 ベーテル麻機自然公園開園式

 

 実は、この他にも、いくつかお問い合わせ頂いたのですが、テスト週間と重なったり、他のコンサートの練習で手一杯だったりして、泣く泣くお断りしました。

 

 こうした依頼はすべて、インターネットを経由したものでした。「ホームページを見ました!」という声から、ご依頼のお電話を頂くことが多かったです。公式ホームページを開設して3年経ちますが、ようやく認知されてきたと実感しています。

 

 増加する出張演奏依頼に、どのように応えていくかが今後の課題ですが、現時点で改善が進んでいる点もあります。例えば、演奏の企画・演出を専門に行う係(演出係)を作りました。これまで、演奏会の企画・演出を担う係がありませんでした(定期演奏会は定演長がおりますが・・)。これにより、以前に比べて演奏会の企画立案がスピーディに進むようになりました。また、これまで団長が行っていた出張演奏の事務全般を、副団長が行うようになりました。こうした企画や事務の効率化により、多忙ながらも着実な演奏会運営ができるようになりました。

 

 音楽面でも、「静岡高校吹奏楽団の定番曲(いうなれば十八番)をつくろう!」という試みが始まりました。いつでもどこでも演奏ができる定番曲を準備しておけば、急な演奏会の依頼が来ても困りません。ちなみに今年選んだ定番曲は、「ディスコ・キッド」でした。さらに来年度は、初見力の育成に努め、短期間で多くの曲をこなせるようにしたいと考えています。

 

 静岡高校吹奏楽団が、市内のあちこちで演奏する姿をOB・OGの皆様にもお見せ出来るよう、部員一同精進してまいります。ご指導よろしくお願いします。

 

編集後記

『躍進vol.36』編集委員 56期 鈴木彩花 内田夏帆

 

 今年もこうして無事『躍進』を発行することができ、大変嬉しく思います。お忙しい中、原稿や写真等貴重な資料を提供して頂き、心より感謝申し上げます。

 

 この度の編集にあたり、幅広い世代の皆様との繋がりを感じ、改めて静岡高校吹奏楽団OBであることを誇りに思いました。今後もこの繋がりを大切にしたいと思います。

 

 現役団員の定期演奏会の成功と、OBの皆様の更なるご活躍を祈念して挨拶と代えさせて頂きます。

 

 

会費納入者(2015/3/1-2016/1/31納入分)

1期  青山 紘 川合純夫 粉奈清昭

2期  曽根義久 

3期  天野邦久 大嶋輝雄 中安真吾 仁科光司 花村征三郎 村上雅俊

4期  小林勝弘 坂本英文 篠原幹男

5期  宇都宮昭義 徳山 勉 松本千秋

6期  興津規行 西尾正勝 原田雅之 増井 淑 安池史生

7期  天野英世 朝井謙治 大川 豊

8期  青木興治 池田広和 遠藤 誠 佐野ウララ 篠原 温 成田勝行 牧野 直

9期  大石喜久雄 小柳忠章 栗田 忍 服部吉利 馬場信幸

10期  小出康雄 佐川 博

11期  久保田明 鈴木 滋 

12期  入谷 昭 岡部哲哉 小関佳孝 清水欽次 塚本郁夫

13期  南荘 淳

14期  戸塚靖子 

15期  大村武史 北村美佐子 鳥居 亮 南荘 宏

16期  秋山治彦 池上まり子 石村泰利 植松洋子 大村健二 岡村順子 勝山 徹 宮下英晃 山田丈富 鷲巣信太郎

17期  海野文伸

18期  井上かをり 海野智子 武田雅子

19期  大津仁昭 太刀川茂

20期  石部久雄 大石 茂 杉田智昭 

21期  福山智子

22期  小川裕史 遠山佳之

23期  土肥伊都子 前原 誠 松田 稔

24期  内野光明 小川晶央 宮澤道雄

25期  生駒貴子 木村亜樹 中澤美津子

26期  堀田宗文 堀田博美 望月寛隆

27期  川口修平

28期  今城奈津子

29期  澤 光世 鈴木伸和 坪田 恵 野田美佳

30期  草谷 緑 濱村綾子 

31期  出雲弘枝 大江眞理子 風間大介 河合修一郎 岸 真美 桐竹里佳 中山彩子 原田雅樹 望月重樹

32期

33期  兼岩武生 金村伯恵 竹田 仁 光村恵子 矢澤智道

34期  中嶋 雄 橋田元樹

35期  秋田悟志 海野直秀 

36期

37期  山田茂雄 

38期  大石勝博 加藤剛史

39期  丹治達義 馬淵純子

40期  丹治恭子

41期  内田玲子 土屋晴裕

42期  佐藤 純 寺澤亮介 中村千恵

43期  山﨑佳記

44期

45期  中山 真 西岡美紀 藤田まりこ 森内 文

46期  一杉真実 土肥 望

47期  勝山 瞳

48期  海野仁美 小川ひとみ 川島佐智

49期  遠藤健太郎 立川千夏 森内理絵

50期  伊藤豊浩 川村卓也 山崎美鈴

51期

52期  橋本菜都美 望月志穂美

53期

54期  進藤和輝

55期  青山 航 小田巻静香 永野千咲

56期  内田夏帆 鈴木彩花

57期  小笠原健人

 

事務局より

1.ホームページ

OB、現役、共にホームページを設定しております。「静岡高校吹奏楽部OB会」、「静岡高校吹奏楽部」等で検索して下さい。OBのHPには、躍進(31号以降)も掲載されています。

 

2.会員登録のお願い

OBの方は、HPより会員登録をして下さい。お願いします。

 

3.定期演奏会を聴こう

第38回定期演奏会

日時:平成28年3月27日(日)開場17時30分・開演18時

会場:静岡市民文化会館中ホール

 第1部 マーチ「春風」/南俊明 他

 第2部Flの武良静江先生(清水出身)を迎え、サラサーテのカルメン幻想曲を共演

 第3部 スメタナの「わが祖国より」モルダウ 他

静岡市及び周辺のOBにはチケット同封しました。多数ご来場下さる様お待ちしております。

 

4.OB会費について

年会費は、社会人1000円、学生500円です。会費振込は同封の振込用紙をご利用下さい。其の際、氏名の欄には必ず期数(期の判らない方は卒業年度)を記入願います。

また、一言、近況等コメントを添えて下さい。「OBからの小さな便り」に掲載します。

他に、OB会では次の銀行振込口座も設けておりますので、こちらの方が便利な方はご利用下さい。

 静岡銀行安西支店 普通預金 0613843「静岡高校吹奏楽部OB会」

 郵貯銀行 店番238 普通預金 0833207「静岡高校吹奏楽部OB会」

 

5.来年は創立60周年 演奏会等の企画募集!

50周年以降、OB演奏会を行っておりません。大編成の演奏は練習など困難かも知れませんが、ソロや少人数によるアンサンブルでも、皆で楽しむ企画ができれば、OB会としては極力支援したいと思います。何卒良い企画を提案願います。

 

OB会事務局

〒420-0011

静岡市葵区安西3-8 牧野 直 方

メールアドレス mu4ye@yahoo.co.jp

 

6.春・夏の甲子園のOB楽団にご協力ありがとうございました。

 センバツは定期演奏会直前で合宿の最中、夏はコンクールの県大会の前日となりました。このためOBがアルプススタンドで演奏することになり、急遽OBの皆さんにご協力をお願いした次第です。関西一円のみならず全国から楽器持参で駆けつけた皆さん、本当に有難うございました。

 

 10代から70代まで初めて会う人も多く、ミニ同窓会の雰囲気でしたが、音合わせも早々に一発で演奏が決まると、さすがSWIMCのOBとみな満面の笑顔でした。いずれも学校関係者や、後援会から大いに感謝されました。また、報道各社からも注目の的となり、OB会の存在を広く知らしめることができました。

 

 楽器・楽譜の手配から運搬の段取りと参加者の掌握までを、長谷川先生と33期の竹田さんに多大な御尽力をいただきました。竹田さんには演奏の指揮も執ってもらいました。